このブログでは、記事づくりにClaude Codeを使っています。
ただ、AIにテーマを投げて、そのまま完成した文章を出してもらっているわけではありません。
実際には、記事の方向性を決めたり、構成を整えたり、下書きを直したりしながら、Claude Codeを作業相手のように使っています。
使ってみて感じたのは、AIは「任せるもの」というより、「こちらの指示で力を引き出すもの」だということです。
この記事では、これまでに公開してきた16本の記事と本記事を含めた計17本の制作経験をもとに、準備から投稿までの流れと、実際に使っているプロンプトを紹介します。

- Claude Codeでブログ記事を書くまでの具体的な手順
- 公開済み16本+本記事で見えた所要時間・修正量の実測データ
- そのままコピーして使えるプロンプト例2種
私がClaude Codeで記事を書くときにやっていること
このブログでは、記事づくりにClaude Codeを使っています。
ただ、テーマを入れればそのまま記事が完成する、という使い方ではありません。
何を書くか、誰向けに書くか、どんな構成にするかを何を書くか、誰に向けるか、どんな順番で伝えるかは、こちらで決めています。
Claude Codeで記事を書く流れは、こういうものです。
- ターゲットKWを決める
- ペルソナを定義する
- H2構成を確認・承認する
- 本文を生成させる
- 品質チェックを指示する
- 人間が修正する
大事な判断は、基本的に人間がします。Claude Codeはその判断を実行するエージェントです。
この仕組みを理解せずに使うと、「思ったより手間がかかる」と感じるでしょう。
役割を分けて考えると「これだけの作業が自動化できるのか」という感覚に変わります。
ChatGPTやGeminiでも記事生成は可能です。
私が違いを感じたのは、ブログ用の設定を残しやすいところです。
Claude Codeは CLAUDE.md というファイルを会話開始時に読み込みます。
ライティングルール・ペルソナ定義・ブランドカラーなど、ブログ固有の設定をすべてそこに書いておけます。
強制設定ではありませんが、具体的に書くほど同じ方針で動きやすくなります。毎回「ですます調で書いて」「読者は副業志望の30代会社員で」と説明し直す必要がなくなります。
このブログでClaude Codeを選んだのも、この再現性の高さが決め手でした。
実際に書いた記事と結果(実測データ)
17本の記事をClaude Codeで書いた実測値を公開します。
実際に使ってみた作業時間もまとめておきます。

このブログ「AI社長の手帳」で作成してきた記事は、本記事を含めて計17本です(公開済みHTMLは16本)。構成・本文生成・品質チェック・投稿をClaude Codeと分業しながら進めてきました。WordPressへの投稿まで含めたワークフロー全体の実測値がこちらです。
| 工程 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 構成作成(H2/H3の設計) | 15〜20分 | 私が確認・修正する時間を含む |
| 本文生成 | 40〜60分 | Claude Codeの応答時間含む。記事の複雑さで変動 |
| 品質チェック・修正 | 20〜30分 | 主に語尾・体験談・事実確認 |
| HTML変換・WordPress投稿 | 10〜15分 | スクリプトで自動化 |
| 合計 | 約90〜120分 | 1記事あたりの目安 |
修正量は全体の15〜20%程度です。骨格はClaude Codeが作り、細部を人間が整えるイメージです。全部手書きなら丸1日かかる作業が、2時間以内に収まるようになりました。
17本書いて気づいたことがあります。修正箇所はほぼ毎回同じです。
- 導入文のトーン:最初の2〜3文が硬くなりやすい。自分の言葉に書き直すことが多い
- 体験談・感想の部分:「私は〜と感じました」という主観は、AIには書けない
- 最新情報の確認:ツールの料金・仕様は変わることがある。必ず公式で確認する
- 断定表現の調整:「〜です」が強すぎる箇所を「〜だと思います」に変えることがある
逆に言えば、この4箇所さえ意識すれば、私の運用では8割程度はClaude Codeに任せやすくなりました。
記事を書かせるまでの準備と手順
本文を書かせる前の設定で、仕上がりはかなり変わります。
CLAUDE.mdの設定が曖昧だと、同じ修正を何度も指示することになりがちです。
このブログで何をするか、どう動くかを書いたファイルです。
ブログのタイトル・記事の保存先・投稿スクリプトの使い方などを記述します。Claude Codeはまずこのファイルを読んでから動き始めます。
誰に向けて書くかを定義したファイルです。
読者の年齢・職業・具体的な悩みを書いておきます。これがないと読者に刺さらない記事になります。
文体・SEOルール・品質チェック基準を書いたファイルです。
「ですます調で」「1文50字以内で」といったルールをここに書くことで、Claude Codeが参照しながら記事を書けるようにします。
CLAUDE.md、persona、writing-styleの設定方法は、別記事で詳しく解説しています。
ターゲットKWと記事の方向性をClaude Codeに伝えます。
Claude Codeが構成案(H2/H3)を提示するので、必ず人間が確認して承認します。
ここで独自パートを追加したり、不要なH2を削ったりする判断が入ります。
この確認を省くと、上位記事と似たような構成になりやすいため、必ずひと手間かけてください。
このブログのwriting-style.mdには、ですます調などのルールを書いています。
Claude Codeにそのファイルを参照するよう明示的に依頼すると、その基準に沿って書いてくれます。
生成後に人間が導入文と体験談を書き直せば、文章のトーンがかなり整います。
このワークフローでは、5つの視点(デザイン・SEO・文体・技術正確性・読者UX)での採点と修正ループをClaude Codeに依頼しています。
品質チェックプロンプトを使うと、95点未満の場合は修正→再採点のループを動かせます。
指示を出したあとは、出てきた結果を確認して必要なところだけ直しています。
うまくいかないパターンと対処法
準備を省いて本文生成から始めると、失敗しやすくなります。
そして、実際に何度かつまずいたところもあります。
失敗①:全体的に無機質な文章になる
原因はpersona.mdが曖昧なことです。
年齢・職業・具体的な悩みまで書いておかないと、Claude Codeが「誰向け」かを判断できません。
最初の数記事でこれを経験し、ペルソナの粒度を上げたところ、文章のトーンが変わりました。
失敗②:SEOルールが守られない
writing-style.mdに品質基準を書いていても、CLAUDE.mdから参照するよう明示しないと読まれないことがあります。
「記事を書く前に必ずこのファイルを読む」という手順をCLAUDE.mdに書くことで、安定して守られるようになりました。
失敗③:体験談が薄く、読者に刺さらない
これはClaude Code側の問題ではありません。
私が実体験を与えていなければ書けないのは当然です。
「このツールを○ヶ月使ったが、○○という点で助かった」という情報を人間が与えてはじめて、リアルな体験談になります。
どれだけ丁寧に設定しても、この3箇所は人間が書き直すべきです。
①記事の最初の一文:読者が最初に触れる文です。Claude Codeが書くと「〜と思っている方も多いのではないでしょうか」という無難な入り方になりがちです。自分の言葉で書き直すだけで、記事の印象が変わります。
②具体的な数値・最新情報:ツールの料金や機能は頻繁に変わります。Claude CodeはWeb検索やMCP経由で最新情報にアクセスできる環境もありますが、料金・仕様・キャンペーンは必ず公式サイトで最終確認してから記事に反映させます。
③まとめの締めの一文:読後の印象を左右します。「次に何をすべきか」を一言で伝える文を著者の言葉で書くと、読者の行動率が上がります。
Claude Codeが得意なことと苦手なこと

便利ですが、何でも任せられるわけではありません。
何を任せて、何を自分でやるかを理解することが、うまく使う前提条件です。
| 作業 | 向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| H2/H3の構成設計 | ✅ 向いている | 上位記事の傾向整理に向いている |
| 5,000字の本文生成 | ✅ 向いている | ルール通りに素早く書ける |
| SEOルールの適用 | ✅ 向いている | 型にそろえやすい |
| 品質チェック・採点 | ✅ 向いている | チェックのたたき台を作りやすい。最終判断は人間が行う |
| HTML変換・WordPress投稿 | ✅ 向いている | スクリプトと組み合わせて自動化できる |
| 一人称の体験談 | ❌ 向いていない | 体験がないので書けない |
| 最新情報の確認 | △ 注意が必要 | Web検索・MCP活用可能だが、料金・仕様は公式での最終確認が必要 |
| 読者への感情的な共感 | ❌ 向いていない | 人間のニュアンスに限界がある |
| 競合記事との差別化判断 | △ 注意が必要 | 指示の質次第で良くも悪くもなる |
私が実際に使っているプロンプトを公開

ここからは、17本の記事で使い続けているプロンプトをそのまま公開します。
コピーしてすぐに使えるよう、余計なものを省いて整理しました。
Claude Codeへの構成依頼時に使うプロンプトです。
次の記事の構成を作成してください。
ターゲットKW(メイン):【キーワード】
ターゲットKW(サブ):【サブキーワード1】、【サブキーワード2】
想定読者:persona.mdのメインペルソナ
記事の種類:【レビュー / ハウツー / 比較 / 体験記】
以下の条件で構成してください。
- H2は4〜6個
- 各H2にH3を2〜3個
- 独自パートを1つ以上含める(他記事にない差別化セクション)
- FAQを5問以上設計する
- internal-links.mdを確認し、内部リンク配置箇所を決める
構成の承認を得てから本文生成に進んでください。【キーワード】【記事の種類】だけ変えれば、どの記事にも使い回せます。
本文生成後に使うプロンプトです。
writing-style.mdの「5エージェント品質チェック」を実行してください。
対象ファイル:【ファイルパス】
採点後、合計95点未満の場合は最も低いエージェントの指摘を優先して修正し、
修正したエージェントのみ再採点してください。
最大3サイクルで95点以上を目指してください。このプロンプトを使うと、採点から修正、再採点まで一連の流れで進められます。私は指示を出した後、結果を待つだけです。
よくある質問
- Claude Codeはプログラミング知識がないと使えませんか?
- 基本的な操作はターミナルでコマンドを入力するだけです。プログラミング経験がなくても使えますが、インストール作業に慣れていない方は最初に少し時間がかかります。Claude Code入門記事を参考にセットアップしてください。
- Claude Codeで書いた記事はGoogleにペナルティを受けますか?
- AI生成そのものより、低品質・独自性不足・大量生成が問題とされます。体験談・事実確認・人間の編集を加えることで、Googleが重視する有用性や信頼性に近づけられます。「AIで書いたかどうか」より「読者にとって価値があるか」が判断基準です。
- CLAUDE.mdはどんな内容を書けばいいですか?
- 最低限、①ブログのカテゴリと読者像、②記事の保存先フォルダ、③ライティングルールへの参照パスを書いておけば機能します。詳細な書き方は別記事で解説しています。
- 1記事あたりのコストはどれくらいかかりますか?
- 費用は利用形態によって変わります。Claude.ai Pro/MaxプランではサブスクリプションにClaude Codeの利用が含まれており、API/Console経由ではトークン使用量に応じて費用が発生します。1記事あたりの正確な費用は /usage コマンドやAnthropicコンソールの使用量ページで確認してください。
- ChatGPTではなくClaude Codeを選んだ理由は何ですか?
- 一番の理由は、文章生成の感触が私のブログ運営の好みに合っていたことです。長めの記事でも文脈を保ちながら、落ち着いたトーンで文章を組み立てやすいと感じています。記事全体の流れ・読者への説明の丁寧さ・長文の自然さが、私の用途によく合っていました。ChatGPTも優れたツールですが、どちらが優れているかという話ではなく、自分のブログスタイルと相性が良かったのがClaude Codeだったというだけです。
まとめ
Claude Codeでブログを書く作業は、完全な自動化というより分業に近いです。
ブログ運営者がやることは、テーマ選定・構成の承認・体験談の提供・最新情報の確認・リード文と締めの修正。
Claude Codeがやることは、本文5,000字の生成・品質チェックと修正ループ・HTML変換・WordPress投稿。
私の運用では、1記事90〜120分で公開準備まで進められるようになりました。全部手書きなら丸1日かかる作業量です。
まず始めるなら、CLAUDE.mdの設定からです。設定の質が記事の質に直結します。ここを丁寧に作れば、あとはClaude Codeが動いてくれます。
Claude Code自体の使い方から始めたい方は、以下の入門記事を先に読んでください。

